2019年1月17日 | chikyujyuku
こんにちは、知求塾坂口です。
本棚(漫画や各種書籍を足すと3000冊くらいありました)をここ数年、何度も整理して「読まない本」や「開けてみたけど、当時の『熱』が失われた本」とさよならをしてきました。
半分の1500冊を処分、残りを電子書籍に変えしたりしてかなり減り、現在は500冊くらいでしょうか。
そんな本の中で生き残った本です。この本は中高生にはぜひ読んでもらいたいですね。
「やっぱりお前はバカじゃない」
すごいタイトルです。当時の代ゼミ、現在は東進ハイスクールの古文講師の吉野敬介さんの自伝的受験録です。発売は1998年、当時はこの本がバカ売れでした。
まず、言っておきますが、無茶苦茶な人です。こういう人になってはいけない、という典型的な話がザクザク出てきます。
*講師になった後も生徒を蹴って(殴って?)書類送検という、昭和のスパルタ教師のような話があります。
そういう、悪さばかりして何度も警察のお世話になったヤンキーが
「彼女に振られた」
ことをきっかけに一大決心。4か月半で数々の大学の合格を手にし、その後、日本一の古文講師として名をはせる、という、現代のミニ太閤記のような本です。
吉野先生みたいになろう、とはとても言えない経歴の方ですが、授業への愛とわかりやすさは現役・浪人問わず学生たちから絶大な支持を受けていることもまた事実。
毀誉褒貶ありすぎて、「すげえなあ、この先生・・」という感想しか出てこない方です。(ちなみに、吉野先生作成の問題集、めっちゃわかりやすいです)。
なかなかやる気が出なくて…という生徒諸君は一度、読んでみたらいいのではないでしょうか。
今は本が簡単に買える時代なので、ぜひ。