こんにちは、
個別ICT+集合授業=いいとこどりのミックス!で生徒の成績をすくすく伸ばす、総合学習塾知求塾のさかぐちです。
今日も愛知県刈谷市・東刈谷から学習情報をお届けします!
今日も「奇跡の三か月」の話の続きを書かせていただきます。
さて、アクティブラーニング空間で3か月過ごした僕には、一つの奇跡が起きていました。
あれほど苦手だった数学・理科計算、英作文…実力がついていたのです。
なんと、入試当日のスコアを今の得点基準に換算すると自己採点ですが96点/110点。
当時の愛知県入試は基本を押さえれば解ける簡単なものでしたが、それでも我ながら大したものだと思います。
14点分の失点のほとんど全部が数学によるものでしたが、受験校の合格基準が72点くらいですので、ぶっちぎりで受かりました(たぶん)。教室に顔を出さなかったので内申点は3つくらい下がりましたが、十分カバーできました。
ただし、僕は経験者として語るのですが、「アクティブラーニング」なるものを学校や塾に組織的に導入することには懐疑的です。アクティブラーニング空間の成立には課題設定やメンバーの相性など、いろいろ問題があります。学校や集団塾で「アクティブラーニング」っぽいことをやっても、最初のうちはただおしゃべりしていただけ、となるのが関の山ではないかと思います。ノウハウの蓄積が必要だと思います。
保健室で学んだ友たちは…
Eくん:地元の専修学校に進学。そこでは学校に通えたみたい。独自の勉強もこつこつ続け、名古屋大に進学。成人式(豊田市の成人式は各中学=母校で行われます)で顔を合わせて握手したのが顔をあわせた最後です。
Sくん:僕と同じく、同じく学力を大幅に向上させ、地元の工業高校へ「奇跡の進学」。その後、トヨタ系上場企業へ就職。さかぐちが金沢に転居したのを機に交信が途絶えてしまったのですが、成人式で(やっぱり)再会。僕は金沢暮らしから帰った後、ふと小学校そばの、Sくんの住んでいたアパートを訪ねましたが、もうそこは空き地で何も建っていませんでした。
I先生:僕たちが卒業した2~3年後、定年になったようです。今もお元気かはわかりませんが(85歳くらいのはずです)、僕は仕事をしている時、ふと、その柔和な笑顔を思い出したりします。
さて、3日もかかってしまいましたが、最初のご質問にできるだけお答えをしたいと思います。
僕がこの話をしようと思ったのは何も「保健室で勉強したらどうでしょう?」ということを言いたかったわけではありません、もちろん。
エビデンス(科学的根拠)もなにもあった話ではありませんが、「若者には時間という武器があり、可能性があるので、いろんな試行錯誤をするのを支えてあげてはいかがでしょうか」というのが僕の感想です。
知求塾では、学習に際して、3つ身に着けるべきことを定義しています。
SWITCH:最初の5分に集中する。やる気が出るまで待たない。スタートする。
TRY:いろいろ試す。試行錯誤する。間違い問題を何とかして「できるようにしていく」。
CHANGE:自分という「人間の中身」を変えていく。新しい自分になる。
もし、お子さんが「ただダラダラして愚痴を言ってるだけ」なら、知求塾のようなポリシーを持つ塾を探し、高校生になってからでもいいので通わせてあげては?と思います(何件か塾を回れば、相性のいい塾長を見つけることができると思います)。
人間は、自発的に成長してゆく生き物だと思います。ただ、「パイプ詰まり」で、それがうまく発揮されていない場合、本人にすごく大きなストレスがかかります。お子さんはそういう状態にはまってしまったのではないかと推察します。
とりあえず、進路先を今から変えるのは難しいし、公立高校の合否は「天に運をゆだねて」という感じになるかと思いますが、進学先がどこであれ、そこで本当の勝負が始まります。
お子さまがふとした小さなきっかけで、大きく成長する。そうした僕に起きたような、「小さな奇跡」が起こることを、一人の塾人として願っております。
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