知求塾

イオン東浦の本屋で考えたこと

2020年9月5日 | chikyujyuku

こんにちは!

個別ICT+集合授業=いいとこどりのミックス!

で子どもたちの学力向上を全力応援! 知求塾のさかぐちです。

本日も愛知県刈谷市、東刈谷より学習情報&塾情報をお届けします。

 

数日前、出勤前に東浦のイオンに寄りました。最近はほとんどの本をkindleで買うようになっているので(紙の本は好きなのですが、買う量があまりに多いため、妻にやんわりした禁止令をいただいております)、久々の本屋さんだったのですが、思うことがあります。

 

本屋さんが苦しい業態であることはわかるのですが、

扱っている本があまりに即物的でがっかり。

 

 

≪投資塾(金が成る木を育てよう)≫

とか、

≪今が嫌なら転職!!これで君も年収倍増≫

だとか、

≪消える職業~この危機を新しい思考で乗り越える~≫

など。

 

 

ビジネス書のコーナーは「人の射幸心を煽る本」と「人の心配事に付け込む本」で半分強が占められていました。

そして残念なのが、ヘイト本が相変わらず平積みされていること。これ要ります?

 

なにも僕は、人はみな岩波選書を読むべき、と言ってるわけじゃないんです。

 

こういう射幸心や不安系の本もあっていい。

 

でも、ここまでバランスを欠いた配架だと、「世間の人はいまどんな不安を抱いているんだろう…」とこちらが不安になります。

 

世情、経済にも政治にも期待できることが少なく、フラストレーションがたまっているひとも少なくないと思います。もしかしたらそのエネルギーをバネにして立身出世を重ねる人もいるかもしれませんが、ごく稀な人だけでしょう。

 

だからこの状況は、世間を映す鏡なんだと思います。

 

繰り返しますが、ぼくは岩波選書だけ読みましょう、というタイプの潔癖漢では全然ないです。

 

ぼくのkindleリストはかなり我欲にまみれた構成です。本だけでなく、各種漫画もすごい数あります。美女グラビアもたくさんあります。

 

そのような「@俗人代表・我欲満載@」の人間から見ても、

「今だけ」「金だけ」「自分だけ」、

こういう本の多さは異常です。これらに飛びついていく大人を見た子どもたちはどんな影響を受けるのか考えると、いささか暗い気持ちになります。

 

でもわかってほしいのは、なにもそういう人を非難しているんじゃないんです。それなりの事情あってのことでしょうから。

 

僕が言いたいのは(これだけ仕事まみれの僕が言うのもなんですが)、もうちょっと生活のペースを落としませんか? 思考(志向)のリズムを冷ましてみませんか? ということなんです。

 

子どもたちが焦って勉強しているとき、何かに怒っているとき、自棄(やけ)っぱちになっているとき、まずは落ち着いてもらうことから始めます。

 

すこし冷ましてから、「さあ、すこしずつね」といって再開する。

 

子どもたちにかけている言葉を、いま、大人たちは自分自身に向けてかける必要があるんじゃないかな、とイオンの本屋さんの帰りにぼんやり考えました。「もう少し冷ましてからお互いにぼちぼち生きてみよう」と。

 

ただの雑感です。捨て置きください(笑)

 

 

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C こまーしゃる M

 

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