知求塾

知求塾ブログアーカイブ(好評・重要な記事を再掲します)

2021年1月31日 | chikyujyuku

こんにちは!

個別授業+集合授業=いいとこどりのミックス型学習塾!

で子どもたちの学力向上を全力応援! 知求塾のさかぐちです。

本日も愛知県刈谷市、東刈谷より365日毎日更新で学習情報&塾情報をお届けします。

 

本日はアーカイブ(重要保存)版として、過去に好評だった記事を再編集してお届けします。

2020年7月に書いた「新規事業を立ち上げるとはどういうことか?」という記事です。お父様(男性の保護者さま)から「あの記事、おもろかったですよ」と好評をいただきましたので、少し編集を加えてお届けします。

 

では、どうぞ!

 


 

最近、ある方(事業を立ち上げてみたいと相談を受けました)とお話をさせていただく機会がありまして、「事業を立ち上げる・独立する」というテーマで僕が感じていることを話しましたので、その件を書こうと思います。

 

坂口は20歳の時に塾のアルバイトをしたのがきっかけでこの業界にかかわりましたが、実はこの塾をすぐクビになっています(今だから言える・笑)。

 

理由は、クラスが騒がしく塾の授業になってなかったから、ということでしたが、その塾は放任の極みみたいな塾運営で、誰がやってもうるさかったろうと思います。

今だったらありえませんが、20年前の昔はそんな塾でも生徒がいたのです。とにかくあまりにひどいのでこっちから辞めたかった、というのが正直なところです。

 

その当時もそう思いましたので、別段傷ついたりしませんでした。

塾ってあんなうるさいんだ、あんなに秩序がないんだ、こんな場所には就職したくねえなあ、というのが感想でした。

 

22歳の時、外国人の方に日本語を授業するボランティアを始めました(大学の授業で仕方なくボラ団体にインタビューにいったら思ったより面白かったので、そのままメンバーになりました)。

ここで授業の魅力に夢中になります。なにせ、向こうは真剣に日本語を習いたい、日本社会に溶け込みたいという人たち(大人です)が目を輝かせて座っています。

毎週日曜10時半から2時間。授業が終わったあとはみんなでBBQをしたり、世界各国の料理や文化を堪能したりしました(真鯛を素揚げした南米料理の味は今でも忘れません)。

 

僕は教える立場でしたが、世の中の仕組みや面白さ・苦さを外国人受講生から習う「生徒」でもあったわけです。教えたり教えられたりがとても楽しかった。

 

*ちなみにこのボラ団体は今も存在します。豊田市国際交流協会(TIA)のアルファという団体です。いいところですので、ご興味のある方はぜひどうぞ。

 

そして、最初の塾で痛い目に合ったことをすっかり忘れて、「よし!これを仕事にしよう!」と決めたわけです。もっと授業を追求したい。授業の時に感じるワクワク感を仕事にしていけば、人生きっとうまくいく。

 

ずいぶん短絡的な人生の決め方でしたが、これが僕の場合は良かったんだと思います。

 

 

それから20年弱、塾業界の端っこ(真ん中?)で、楽しくやらせていただいています。fin.

 

 

と、創業云々の前に、就職の話で話を切り上げてしまうのですが、この話、結構おもしろいでしょ? というのが僕がこのブログをお読みの方(あなたです!)に聞きたいことです。

 

そうなんです。自分でいうのもなんですけど、結構面白い。運命に導かれて塾講師になった、、、という感じがするじゃないですか(笑)。

 

よく創業にはいろいろなものがいると言われます。

典型的な言われ方が「ヒト・モノ・カネ」がいるということですね。

でも、それだけじゃなくて創業者自身の健康状態維持も必須になるし、その業界についての知識も必要になるし、金融機関を相手に融資を引き出す粘り強さ、孤独孤立にならないように家族関係を整えることも大事だし、人脈を整理発展させる必要もあります。

 

ただ、まだそれだけじゃ十分じゃないんです。

 

創業ってのは最初は一人かふたりで始めることが多いので、お客さんにせよ、従業員にせよ、「利害関係者=仲間 を集める」のが大事な仕事になります。その時、あなた自身が魅力的な話題を持ってなかったら、仲間はまず集まりません(断言)。質の良くないアルバイトすらどうか?と思います。まともな従業員(まともなバイト)なんてもっと無理です。

 

 

そうです、創業に必要なのは、あなたの「ものがたり(STORY)」なんです。

あなたがどんな生き方をしてきたのか、そしてどんなことを成そうとしているのか。

 

それを滔々と話すことができるか、文字に起こすことができるか?は創業に必要な要素として語られることはあまりないですけど、すごく大事です。

 

お笑い芸人みたいに面白いことじゃなくて、「あの人と会ってるとなんだか気持ちが上がるなあ」と言わしめる力、つまり、あなたの「魅力」「長所」「ストロングポイント」を把握していて、発揮できるということが大事です。

 

DO YOU MAKE SURE?(わかりますか?)

 

僕の場合、

ヒト→自分一人でスタート

モノ→業界歴が長いのでどんなものが必要かはわかっていたので購入&契約

カネ→政策金融公庫と親類から借り入れと出資をお願いした(合計で1000万まではいきませんが、それに近くなっています)

 

という感じでそろえたので、あとは「ものがたり」でした。

ただ、これも幸いなことに塾業界にいる中で十分な実績を積み、話を練ることができていたので、あとはそれを知求塾風にアレンジして使っています。

 

若くして何かを成したい、成功したいという方は多いと思いますが、人間社会というのは人工的に作られた弱肉強食のジャングルみたいなものです。複雑系生態系です。「社会的成功」がそんなに簡単ではないことも事実です。

*ちなみに、20代の起業より30代の起業の方が失敗する確率は1/2になるそうです。40代での起業はさらに1/2になるそうです。なので、理想的起業年齢(成功者に多いパターン)は40代前半で起業した人なんだそうです。

 

なのでもし、自立したい、独立したい、という気概があるのなら、いろいろな経験を積んで、その結果、「これはビジネスの場で出せるネタかな?」ということを考えてみるといいと思います。

 

*でも、ここが矛盾しますが、「ビジネスで役立つかどうか?」を基準に自分の行動や経験値を決定する若者がいたら、殆どの成功者から相手にされないと思います。特に「幸せな小金持ち」とでもいうべき、成功しているスモールビジネスのオーナーには相手にされないでしょう。真実は常に言葉の中になく、事実の中にあります。

 

そういう経験を積んで、十分な「ものがたり」ができるようになったら、いよいよ自立を考えてみてはいかがでしょう。

 

人生は明治・大正時代までは50年でした。今は100年時代と言われます。持ち時間が長いので、その分長い時間修行できます。

 

ぜひがんばってください。心から応援しています。

 

 

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C こまーしゃる M

 

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