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公立学校の一コマあたりの授業価格はいくら??

2021年9月9日 | chikyujyuku

こんにちは!

個別対応+集合授業=いいとこどりのミックス型学習塾!

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本日も愛知県刈谷市、東刈谷より365日毎日更新で学習情報&塾情報をお届けします。

 

塾生からの質問にお答えします。

 

「学校の授業、1コマあたりいくらくらいのですか?」

 

ううーーーむ、なるほど。考えてみましょう。。検索しても出ないですね。。

 

公立中学教員の年収の平均は544万円、だそうです(各種データより)。

たとえば、A中学校の教員数は教員数41名です。

 

つまり、単純な考え方ですが544×41=2億2304万円。これが人件費です。

 

A中学の生徒数は688名。2億2304万円÷688=一人当たり32万4100円。

32万円を12か月で割ると一人の生徒がひと月当たり2.7万円です。

 

1か月あたり、授業は何コマあるか、ですが、週29コマ×4=116コマ。

 

やっと答えまでこれそうです。

27000円÷116=232円

 

先生に一コマあたり232円ずつ払っている計算になります。

これは人件費だけの計算です。しかも教員だけで、事務員さんや給食センターの方は含んでいません。

 

学校は公共施設ですので、建設などに多額の税金が投入されます。3学年で18クラスの学校を作るには約12億円がかかるそうです。平均使用期間は40年。途中では壁の補修などの修理費も多額に上りますが、ここでは省きます。

 

12億円÷40年=3000万円。もちろんこれも授業料に加算されます。

3000万円÷688人=4.3万円。月当たりに直すと3500円の加算です。コマ数116コマで割ると約30円。

 

つまり、設備費(最初の建築費だけ)と人件費、主なハード(建物)とソフト(人材)を合わせると一コマ当たりの単価は262円。ということになりそうです。

 

実際は、おそらく一コマあたり300~350円を超えていると思いますが、これを高いとみるか。安いとみるか。

僕は安いと思いますね。そんな価格で学べるのは子どもの時だけです。

 

しかし。

年間で36.7万円が自己(ご家庭)負担だったら。3年間で110万円。

兄弟がいればもちろん倍。

 

さらに、部活や修学旅行の積み立てなどで平均で46.7万円かかるそうです(各種サイトより概算)。

 

学校で過ごす、というだけで3年間約160万円

これに食費や被服費や水道光熱費、通信費を入れると「えらいことになってる!!」というやつになります。

 

お金の話はしたくない、するべきでもないというのは一定の説得力があり、そのお気持ちはわたくしも尊重しています。しかし、現実に金がかかっている以上、それがどこから出たもので、何に使われているのか、ということは知っておいたほうがいいとも思います。

 

特に日本はフィンテックなどの動きにも腰が重く、このままでは「生産性」という分野でさらに社会全体が活力を失うことが危惧されます。

 

それを巻き返す意味でも大事な(仮)試算だと思い、ブログに記しました。

 

中2クラス諸君、わかったかな??。

 

 

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