知求塾

知求塾開塾3周年企画=ブログで振り返る知求塾=

2021年11月24日 | chikyujyuku

こんにちは!

個別対応+集合授業=いいとこどりのミックス型学習塾!

で子どもたちの学力向上を全力応援!知求塾のさかぐちです。

本日も愛知県刈谷市、東刈谷より365日毎日更新で学習情報&塾情報をお届けします。

 

総合学習塾知求塾は11月28日に3周年を迎えます。

四年目に入るわけですが、これもひとえに保護者さま、生徒のみなさん、地域の方、取引先のみなさまのお力添えによるものです。

厚く御礼申し上げます。

 

2020年3月~2021年9月にかけてはコロナウィルスとの戦いに終始した印象もあり、もちろんそれも大変でしたが、実は知求塾の本当の意味での危機は「2019年の開塾1年目~」でした。

 

この辺りは当時塾ブログに書けなかった(今だから言える話)ですが、とにかく生徒が集まらなかったです。いまでこそ、満席近辺の生徒数で安定した塾になっていますが、当初はとにかく苦しかった。

 

塾の独立というのは大雑把に分けると2種類あって、

①前の塾を辞めた講師がその近所に塾を立て、生徒を引く抜く形で成立するパターン(当然前の職場と揉めます、民事訴訟になる例も結構あります)

②前の塾を辞めた講師が縁もゆかりもない土地で塾を始めるパターン(認知度が低いので生徒集めに苦戦する結果になります)

*③のパターンとして、異業種から未経験者が参入するパターンもありますが、今回の話題にはあまりかかわらないため省きます

 

があります。ぼくは②でした。

 

チラシをまいてもHPを作っても、ポスティングしてもなかなか反応がない。そういう「潜伏期間」が続きました。

しかし、僕は塾の新規開校にもかかわった経験があり、その辺はわかっていました。問題は「潜伏期間」の「期間」です。認知が進むまで、どのくらいの期間がかかるか。

 

大体半年~長くて8か月だろう、というのが見立てでした。半年間で認知が進み、生徒が夏期、冬期講習を目当てに集まってきて、やがて生徒数が増えて経営も安定してくる、と。

 

これがとんでもない見込み違いでした(苦笑)。

 

「塾は最初の20人集めるのが大変」とはよく言いますが、2018年11月28日に開塾、2019年1月31日には13人の生徒(最初の2か月で10名を超えるスタートでした)がいましたが、あと7人が集まってくれるまでになんと丸1年を要しました。

その10数名の生徒が週5日の開校日に合わせて通塾するので、一人の生徒が複数回塾に来るとはいえ、お世辞にも「流行っている塾」とは言えない状況でした。講師二人(というのは僕とちはる先生のことですが)に生徒一人、もしくは生徒0人の日もあり、ちはる先生と二人で「これからどうしよう?」などと塾の展望を拓くべく話し合いをしていたのを覚えています。

 

ひっ迫したのは資金繰りでして(そりゃ当然です)、20名の生徒が集まっても赤字なのにそれ以下の10数名しかあつまっていないので、財政は火の車という状況です。金融機関や両親、その他借りられそうな当てがあるところをわたり歩く日々が続きました。非常に心持ちが辛いというか、しんどいです。これは経験した人にはわかるはずです。こんなことをするために起業したのだろうか、、、と情けなくなりました。

 

貯金の減少と借金は心臓に悪いです。夜中、「このまま塾を潰してしまったらどうしよう…」と思ったのを覚えています。こんなことなら政策金融公庫(創業者向けに資金を貸してくれる官営の金融機関)からもっと借りとけばよかったとおもいました。今だから正直に言えますが、「半年もたてば黒字化がなるだろう」と思ってかなり少ない金額(400万円)しか借りていなかったのです。しかも生活費込み。それなら倍の800万は必要でした。

起業をなめていたといわれても言い返す言葉がありません。

 

料金設定も地域の感覚とずれていたところがあったり(今よりもやや高めの設定をしていました)、教材についても試行錯誤が続いたり、とにかくいろんな失敗を全部したという感じがしました。塾業界で15年以上の経験がありましたが、社員として働くというのと、創業者としてお金の工面や教材の選定などあらゆることについて決定権がある立場で運営するということの難しさを痛感しました。25日になれば給与が振り込まれるありがたみも(少しは)理解しました。とにかくやることが多い。

 

作家の村上龍さんはその冠番組である「カンブリア宮殿」において、企業経営者の「危機感」について幾度となく私見を述べています。

危機感がない組織や国は亡びる、ということです。

危機感がないと本当の「危機」がやってきて、企業力や国力は衰え、滅亡するということです。

 

知求塾をつくって3年が経ちました。無事に軌道の乗せることができました。

ただ、「だから安心」と思ったことは一度もありません。「危機感」は常にあります。晴れた日(好調な期間)でも、まるで影のように必ずあります。

もっと良い塾にできることはないか? という思いはいつもあります。24時間365日です。多分幸せなんだろうな、と思います。会社員の時に比べて随分体調も体質もよくなりました。働くことも前以上に好きになりました

 

 

これからも一日、いちにちを無駄にすることなく大切に過ごし、「よりよい塾」の実現に向けて、努力を積み上げてまいります。

 

明日もブログで振り返る知求塾、の話題をお届けできればと思います。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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