知求塾

天才たちの時代の終焉(日本サッカーの発展を学びにして、知求塾の展望を考える)

2022年12月8日 | chikyujyuku

刈谷市&安城市&知立市の皆さんこんにちは!(その他の地域の方もご訪問ありがとうございます)

個別対応+集合授業=いいとこどりのミックス型学習塾!

で子どもたちの学力向上を全力応援!知求塾のさかぐちです。

本日も愛知県刈谷市、東刈谷より365日毎日更新で学習情報&塾情報をお届けします。

 

その昔、奥寺康彦さん(トップ画像、左の選手)というサッカー選手がいました。三浦カズがブラジルに渡ってプロになる前の本物の「天才」です。もちろんカズも天才の一人に数えられるでしょう(釜本邦茂さんや風間八宏さんもサッカーの天才です)。

釜本さんはヤンマーに所属し国内リーグで200点超えの記録を作りました。風間さんは1980年代ドイツの2部・3部リーグを転々とし、自力でその地位を獲得しました。引退後は指導者に転じ、川崎フロンターレ、名古屋グランパスの監督を歴任しました。カズは、、、今も現役です。すごいですね。

 

奥寺さんはもっとすごくて、1970~80年代の欧州チャンピオンズカップ(現:欧州チャンピオンズリーグ)初出場の日本人です加えるなら9年間1部リーグでプレーし、数々の記録はつい最近になるまで日本人最長記録でした(ゴール記録は岡崎慎司さん、出場記録は長谷部誠さんが破りました)。現在はJリーグ横浜FCの経営をされています。

僕が奥寺さんを「正真正銘の天才」とおもっているのには理由があって、それは、日本サッカーに選手育成システムがなかったころ(要するに高校や大学の部活動以外にチームがほとんどなかった、プロリーグもなかった)、ドイツ1部リーグ(ブンデスリーガ)のプロ契約を勝ち取った非常に興味深い人物だからです。

 

選手育成というのは教育の仕組みのことです。当時、日本サッカー協会は、日本のサッカー環境からブンデスリーガで活躍できる選手を育てるというのは想定すらしていませんでした。

 

たとえばですが、素晴らしい野球やサッカーの才能を持っていたとしても、モンゴルで育ったらその可能性はほぼ育たないでしょう。モンゴルは相撲や格闘技、馬術は強そうですが、野球やサッカーが強そうには見えません。

才能を、輝く可能性を持っていても、本人がそれに気づかないまま年を重ねることはあると思うんです。自分は何の才能があるのだろうと疑問を持ち続けて、その才能に本人も、周囲も全く気づかぬまま人生が過ぎていく。。。ほとんどの人がそうなのかもしれません(僕もそうかもしれません)

 

もちろん、才能を開花させることと「幸福になること」は別です。才能を開花させたばかりに、才能に飲み込まれ、悲劇の結末へ進んでいく芸術家の例は僕らのイメージの中にあると思います(「ひまわり」で知られるゴッホなんかがそういう感じでしょうか)。

人生は幸福になることが最優先だと思います。ほとんどの人は才能の開花とは関係なく幸福になれると僕は信じています。ただ、幸福になって、そのうえで才能が輝けばいうことなしです。

 

日本代表の試合が終わりました。クロアチアにPK戦の末敗退。

向こうのほうが一枚上手でした。クロアチアには素直に「おめでとう」を伝えたいと思います。よい旅路が続きますように。

 

日本サッカーの伸び、そしてさらなる伸びしろを感じる大会でした。なにせあのドイツとスペインを倒したのだから、半端じゃない成長です。

選手はよくやったと思いますが、僕は塾講師ですので、どうしても「この選手はどうやって育ったのか。どういうサッカー環境で教えを受けたのか」というのがすごく気になります。僕にとって重要なのは育成システムです。教育の仕組みといってもいいでしょう。

 

今や欧州でプレーするだけでは日本代表にはなれません。「欧州のハイレベルな国のリーグで」「レギュラーとして活躍し」「得点や守備などで形で分かる結果を残している」「そして代表監督の構想に叶うプレーをしている」

人材は豊富で、とんでもなく競争は激しいです。今大会レギュラーだった選手も4年後、半数は入れ替わるでしょう。先日、TVでこの試合の様子を見ていた中学生や高校生が成長し、今いる選手を追い落とし、4年後の北中米大会(次回大会は出場チームが48に増え、アメリカ・メキシコ・カナダの共催です)のピッチで君が代を歌うでしょう。

 

奥寺さんはほとんど何のプロ育成システムもなかったころ、運(人脈)と実力、自力で才能を開花させた稀有な人物であり、天才です。

もちろんすごいことであり、賞賛に値します。ただし、本人の運と実力、だけに頼った育成を行うとすれば、ほとんどの才能の芽は発芽しないでしょう。枯れるだけです。

 

僕はできるだけ試合を詳細に見ましたが、すごく目立っていた堂安選手、三苫選手ですら、そういう意味での「天才」には見えませんでした。きちんとした育成の末に、こういう才能ある選手が育ったのだ、と。

日本の育成システムの勝利だ!という感じがしたのです。有望な才能を開花させる名もなきサッカー指導者たちが全国に星の数ほど、日本にはいるのだ、ということを痛感しました。日本サッカー30年の素晴らしい達成です。今回はラウンド16で敗退ですが、次の大会もその次も、、、日本サッカー協会が目標にする「2050年までにワールドカップ優勝」をめざして、日本は才能ある選手を次々と送り出すでしょう。

そしてドイツやスペイン、イタリア、イングランド、ブラジル、アルゼンチンなどの強国を打ち負かし始めます。優勝もすぐそこです。全然心配いりません。「ワールドカップ優勝プロジェクト」は順調に進んでいます。先行きも明るいと思います

 

育成とは何か、そんなことを考えさせられる大会でした。

翻って知求塾のことです。「子どもたちには素晴らしい可能性があるはずだ」というのが僕が塾運営をする基本的理念です。

この日本という「物質的に恵まれているが、徐々に格差が目に付くようになった国」において、子どもたちに何が提供できるか、どのような育成システムがこの塾に通う子に適しているか、さらなる改革と改善を推しすすめたいと思っています。

 

もっと、もっと、良い塾になるために。

知求塾はがんばって参ります。。

 

 

 

 

C こまーしゃる M

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