知求塾

無知と偏見の克服は学問の役目

2023年4月15日 | chikyujyuku

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本日も愛知県刈谷市、東刈谷より365日毎日更新で学習情報&塾情報をお届けします

 

ロシアのウクライナ侵攻から1年少し、バハムトという町では陣地の1フィート(30センチ)ずつを取りあうという激戦が続いています。ロシアの主張する侵攻理由は「ウクライナのナチス政権を倒す」でしたが、どんどん変質し、いまやもう何の戦争かわからなくなってきています。

 

情報操作に騙されないことが重要ですが、これが簡単ではありません。人間はデマや陰謀話というものが大好きでたまらない、そういう風に本能にインプットされています(詳しくは「サピエンス全史」という本を読んだりするとその理由がよくわかります)。

 

アメリカでも、一時より衰えましたがトランプ前大統領が巨悪の陰謀と戦っている、だから応援しなくては、という陰謀論が非常に力を持った時がありました。

Qアノンという滑稽で途方もない陰謀論(トランプ大統領は悪魔崇拝をする悪の組織と対決している=その悪魔組織の大半は民主党支持者や大物党員、議員でり、トランプを応援することが愛国者の務めだ)を信じるアメリカ人が最低でも数千万人いるとの事です(アメリカの人口は約4億人です)。

 

どう考えても狂っている情報を信じ込むのは「無知」であり、「偏見」を生み、さらに大きな偏見を生み出します。最終的にはそれは「人を平気で傷つける力=暴力」になります。

 

私たちに「病気と闘うワクチン」が必須なように、「知性と理性を保つワクチン」も必要です。知性と理性を維持するためにはそれなりに条件が必要です。健康な肉体であったり、雨風をしのげる経済力、料理を作ったり音を奏でる文化力…要するに学問も必須なのです。

 

2023年度も間もなく3週間、もっと世界が「理性と連帯」を取り戻す年になればいいな…と願わずにはいられません。

 

皆様、よい週末をお過ごしくださいね。こちらも「今日のここ、塾の現場」でがんばります。

 

 

 

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