知求塾

ご相談「先生がハズレでした」問題について考える

2024年4月17日 | chikyujyuku

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さあ、新年度の学校授業の方が順に進んでいます。

情報によると、昨日から中学授業がスタートしているとのことです。小学校は週末とのこと。いよいよ授業が進み始め、学びがスタートします。

ここでそろそろ出てくるのが「授業担当の先生、、、、ハズレじゃね?」問題。

早速数人の中学生塾生から「今年の〇〇の先生、ハズレっぽい」と声をいただきました。

中学生なので教科担任制。そういうこともありますよね。

 

「~ガチャ」という言葉があります。ガチャをひくとき、その商品を運任せで選べないように、自分のせいではないのに運で幸不幸が決まってしまうという現象を指しているようです。

 

若者に流行っている言葉です。生まれたときに親を選べない「親ガチャ」、会社の上司を選べないは「配属ガチャ」などがよくある言葉です。そんなこと言ったら「子ガチャ」「部下ガチャ」ですけど(苦笑)、まあそこは今回触れません。自分の子どもが「ガチャ」であるということを思っている方はほとんどいないと思いますので。

この場合は「先生ガチャ(反対の言葉でいえば生徒ガチャ)」ですね。なるほど。。。

 

ものすごく格差ができている時代ですから、若者がこういう言い方をして世を批評するのには一定の説得力があると思います。

 

面白味がない先生というか、気が合わない先生が一定数いるのは仕方ないと思います。先生もしっかりやってると思うのですが、なかなか難しい部分があると思います。クラスの生徒が40人いると、支持率100%というのは結構な難易度だと思います。

世の中というは君らに合わせて作られているわけではないので、逆に君たちが「相手に合わせる」練習になります。大人になるとはそういうことです。これが一般的な答えになります。

 

知求塾の、坂口の意見はこうです。

「先生がハズレかどうかを決めるのは、まだ早い」

「その先生を理解しようと、あらゆる手を尽くしているか?(まだやっていないと思います)」

「その先生のいい部分に注目しているか?見つけようとしているか?(これもまだだと思います)」

「その先生のネガティブな部分に自分の注目を注ぎすぎていないか?」

 

最後に、世界的小説家、村上春樹さんが地下鉄サリン事件の被害者の方々・そして教団信者(つまり加害者側)の人々にインタビューをした「アンダーグラウンド」シリーズで、心構えとして書かれていたことを要約します。

 

①インタビュー中は、その時間だけはその人のことを好きになる、いいところを見つけようと心がける。

②かなり一般的な考え方と異なる場合でも、その時はまずそれを受け入れる(正しいとか悪いとかは決めつけない)

③相手の心が広がって、意見を言いやすいように自分を整える

④インタビューの場は、二人(村上さんとインタビューされる方)で作っていることを意識する。相手を可哀そうな人とか、悪だと決めつけない

 

どうでしょうか。何か参考になったら幸いです。

 

 

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