こんにちは、知求塾の坂口です。
3学期制の地域は、これからがテスト対策期間真っ盛り!というところが多いのではないでしょうか。
子どもたちには、限られた時間を有効に使って、できる限り良い結果を持ってきてもらいたいと思い、サポート&指導を行っています。
ところで、よい結果をもたらす勉強法の基本をご存じでしょうか。
いくつかあるのですが(いくらでも挙げられます)、ここでは主に3点に絞ってお伝えします。
前回のテストで以下のことができていなかったお子さまは、今回のテスト勉強でこの3点セットを修正できているでしょうか。
自己流で勉強をしていて、なおかつ3点セットを守れていない場合、その学習は自己流を通り越して、「事故流」になってしまう可能性があります。
ぜひ、ご確認ください。
①勉強には、計画よりも時間がかかります「時間の確保!!」
②教科書を丁寧にまとめ直す必要はありません「問題集を解く!!」
③問題集の解き直しが得点アップの源泉です「答えを赤で書かない!!」
①勉強には、計画よりも時間がかかります「時間の確保!!」
どんなプランもそうですが、頭の中で計画していることと現実では、現実のほうがはるかに時間がかかります。
*ついでに言うと、計画していた通りにお金を使うというのもすごく難しく、大抵予算をオーバーします(社会人の方はわかっていただけるのではないでしょうか(苦笑))。
私自身の感覚ですが、予定時間の1.5倍~2倍を確保しておくと、予定が計画倒れにならないです。60分で終わる勉強の計画は90分必要です。きっちり、10分の隙もない計画は守れないことが多いので、余裕を作りましょう。
②教科書を丁寧にまとめ直す必要はありません「問題集を解く!!」
勉強してる気分になってしまう(でも実際にはそれほどの効果はない)学習の最たるものは、「まとめノートを作る」行為だと思います。
教科書というのは、歴史上最強の「まとめ冊子」です。古代から、先人たちによって受け継がれた「(今のところ最新の)真理の書」と言っても良いでしょう。なので、まとめノートを新たに作る作業は不要です。教科書があるのですから。
ついでに言うと、塾のワークにも最初のページでその単元のまとめがあります。
よって、まとめノートを作る時間は「問題集を解く」時間にあてましょう。
③問題集の解き直しが得点アップの源泉です「答えを赤で書かない!!」
すごく厳しい言い方をしますが、マル付けを適当にやって、間違いを赤で書き込んで、「あってた~!まちがってた~! おわった~!!」って勉強が終わってしまう人に成績向上者はいません。絶対いません。答えを赤ペンで1回書き込んで問題集を終わらせるなんて愚策中の愚策です。
なぜ間違ったのか、どうすれば正解になるのか、そういうことを一つ、一つ確認して潰してゆく。この弛みない「間違い直し」「解きなおし」が成績を上げるのです。
どちらかというと、この「解きなおし」は、これまで20数年、子どもたちを見てきて感じることですが、成績向上の技術というより「生き方の姿勢」だと感じます。
解きなおしが出来る子はできる、その結果成績が上がってゆく。
やらない子はどれだけ口酸っぱくいっても聞いてない。なので出来ない(後々困る)。
非常に厳しい言い方ですが、自分を向上させようと思えば、それなりに忍耐が必要です。そしてそれは、人から教わることではなく、自分で気づかなければならないことです。
以上3点、少し熱くなってしまいましたが、しっかりお伝えしたいと思い、書きました。
自己流が事故流にならないように、ぜひ皆さんにと思い、お伝えさせていただきました。