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本日も愛知県刈谷市、東刈谷より学習情報&塾情報をお届けします
こんにちは、坂口です。
スラムダンクという作品を学習の“研究素材”として読んでみると、ときどきハッとするほど教育的なシーンが出てきます。
その中でも象徴的なのが、綾子さんが紙に大きく書いた「崖っぷち」の文字。
あの1枚の紙が、湘北バスケット部の空気を一気に変えたシーンです。
状況は最悪でした。
チームは疲労困憊。
試合時間は刻一刻と減っていく。
追い上げたいのに思うように点差が縮まらない。
空気は重く、不安と焦りが混じり合っていました。
そんなとき、綾子さんが静かに掲げたのが「崖っぷち」という文字。
──瞬間、選手たちの目つきが変わります。
なぜでしょう?
■ 「現状を正しく言語化する」ことは人を動かす
人は、本当にまずい状況でも、現状を曖昧に捉えているうちは行動が変わりません。
「マズいかもしれない」
「負けるかもしれない」
という“ぼんやりした危機感”のままでは力が出ないのです。
しかし、
「崖っぷち」
というたった4文字の言葉で、状況が明確化された瞬間、
選手たちは「あ、もう後がない」と腹の底で理解しました。
ここで重要なのは、綾子さんが選手を責めていないことです。
怒鳴ったわけでも、精神論を語ったわけでもない。
ただ、現状を 一言で表現しただけ。
それで空気が変わった。
つまり、
言葉は指導ではなく“スイッチ”になり得る
ということです。
■ 学習でも同じ現象が起きる
勉強がうまくいっていない生徒の多くは、現状認識が曖昧です。
「そろそろやばいかもしれない」
「次のテストはちゃんとやらなきゃ」
「進路どうしようかな」
曖昧。
だから行動が変わらない。
しかし、状況を一言で明確化すると、脳は一気に動き出します。
例)
「このままだと志望校は“落ちる”」
「ここからが人生で最大の分岐点」
「あと1か月で逆転できるチャンスは終わる」
これは恐怖で煽っているわけではありません。
言語化で現状を“本人の問題”に引き戻しているだけ。
人は曖昧な環境では頑張れません。
しかし状況が具体的になると、身体が勝手に動き出します。
湘北の選手が「崖っぷち」の文字を見たとき、
彼らは絶望したのではありません。
覚悟したのです。
■ では教育者としてどうすべきか
大切なのは叱ることではなく、
感情論でもなく、
精神論でもなく、
状況を短い言葉で可視化すること。
子どもは環境の空気に敏感です。
空気でやる気を失うこともあれば、
空気が一瞬で変わって、本気を発揮することもある。
だから、子どものやる気を引き出したいときは
📌 現状を一言で表す
📌 綺麗な言葉でなくていい
📌 心に刺さる言葉のほうがいい
これだけで、流れは一瞬で変わります。
■ まとめ
湘北バスケット部の空気を変えたのは
技術でも、戦略でも、根性論でもなく…
“言葉”による現状認識のリセットだった。
努力を生むのは感情ではなく、
“状況を理解した脳”です。
だから学習でも同じです。
努力させるのではなく、
状況を言語化してあげる。
その一言が、
生徒を変えるスイッチになる。
ベストな言葉は、きっと指導者が誰よりも子どもを見ているからこそ出てきます。
私も、現場の一人として、
そのスイッチの精度を磨き続けたいと感じます。
C こまーしゃる M

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