そこの君。
そう、キミだよ。
今日も一日、お疲れさん。
学校、部活、塾、スマホ、SNS。
刺激だらけの一日をよく生き抜いたと思う。
今の中高生は大変だ。
昔みたいに「勉強だけしていればいい」時代じゃない。
常に誰かと比べられ、評価され、
「自分ってこれでいいのかな?」と考えさせられる。
しんどいよね。
それは、まあ、よくわかる。
でもな。
ずっと愚痴っぽいのは、感心しない。
宿題が進まないのは時間がないから。
授業がつまらないのは先生のせい。
人間関係がうまくいかないのは
「相手が自分を理解してくれない」から。
……うん、言いたいことはわかる。
ただ、
そうやって
「僕の事情は特別で」
「僕は悪くなくて」
「わかってもらえない僕がかわいそうで」
というオーラを全身から放っていると、
正直に言ってしまうと――
人は、近づかない。
今の言葉で言えば、
それは「痛い」し、「きつい」。
もうキミは、小学生じゃない。
中学生・高校生というのは、
「守られる側」から
「責任を持つ側」へ移行する年齢だ。
-
自分の機嫌は自分で取る
-
自分の行動の結果は自分で引き受ける
-
相手の立場を想像してから言葉を出す
これを、少しずつ覚えていく時期なんだ。
「ちゃんとした人格」って、
急に完成するものじゃない。
でも、姿勢と態度からは作れる。
まずはここは塾なんだから、
背筋を伸ばして座ろう。
机の上を整えよう。
ノートを丁寧に取ろう。
消しゴムをペンでグサグサ刺すのはやめよう。
――冗談みたいだけど、
こういうところに、人間性は出る。
雑に扱う癖は、
そのまま言葉や人間関係にも出るからね。
勉強は、万能じゃない。
でも、
「自分は努力して結果を出せる」
という感覚をくれる数少ない手段だ。
成績が少し上がる。
テストで手応えが出る。
「前よりマシだな」と思える。
この積み重ねは、
顔つきと態度を変える。
自信がある人は、
人に優しくなれる。
余裕が出るからだ。
さて、タイトルの話をしよう。
「すべてはモテるためである」。
誤解しないでほしい。
ここで言う「モテる」は、
恋愛の話だけじゃない。
-
先生から信頼される
-
友達に相談される
-
大人に「こいつ、ちゃんとしてるな」と思われる
これ全部、モテている状態だ。
そしてこれは、
特別な才能じゃなく、
日々の姿勢の総和で決まる。
昔、ある中学1年生に、
かなりきつい話をしたことがある。
今思えば、
正直、言いすぎだったとも思う。
今なら、同じ言い方はしない。
でも彼はその後、
刈谷北高校から国立大学の薬学部へ進み、
今は医療の現場で働いている。
後から聞いたら、
あの説教、ちゃんと覚えていたらしい。
(苦笑いしながら、だけどね)
卒塾生のその後を聞けるのは、
この仕事の特権だ。
遠回りでもいい。
不器用でもいい。
でも、逃げずに積み上げた時間は、必ず残る。
がんばれ、Gくん。
そして、今これを読んでいるキミも。
すべては、モテるためである。
信頼される人間になるために、
今日も一歩、積み上げていこう。

