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2日間記事【前半】塾は「バーチャルな師弟関係の場」である

2026年4月14日 | chikyujyuku

知求塾ブログファンの皆様、こんにちは。
愛知県刈谷市、東刈谷より、総合学習塾『知求塾』代表の坂口です。

 

 

今日は少し抽象的な話になりますが、私が考える「塾とは何か」というテーマです。これはあくまで坂口個人の見解ではありますが、塾とは「バーチャルな師弟関係の場」であると考えています。

 

学校とも違い、家庭とも違う。
しかし、そのどちらの要素も持ちながら、もっと濃密に「人と人」が関わる場所。それが塾です。

 

そこには「教える側」と「教えられる側」という関係性が存在します。
ただし、それは一方通行の関係ではありません。

 

良い塾とは、教える側が一方的に知識を与える場所ではなく、
教えられる側と相互に影響し合いながら、調和を取りつつ刺激し合う場であると考えています。

 

生徒は先生から学びます。
しかし同時に、先生もまた生徒から多くを学んでいます。

 

教えることによって、自分の理解の浅さに気づくこともある。
生徒の発想に驚かされることもある。
そして何より、生徒の成長が自分自身の成長を促す。

 

そういう意味で、塾とは極めて動的な関係性の中にある場所です。

ただし、この「師弟関係」という言葉には、少し注意が必要です。

というのも、「師はいつまでも師であり、弟子はいつまでも弟子である」という固定化された関係は、教育においてあまり健全ではないからです。

 

歴史を見ても、あるいは現代社会を見ても、権威が権威であり続けることの弊害は枚挙にいとまがありません。

企業、政治、宗教、さまざまな組織において、
権威が固定化されることで思考停止が起き、組織は硬直化し、やがては大きな問題を引き起こす。

これは決して他人事ではありません。

 

私自身もまた、生徒に対しては「塾長」という立場であり、
同時にスタッフ・社員に対しても「経営者」という立場にあります。

つまり、二重の意味で「権威」のポジションに立っているわけです。

現在はまだ組織が小さいため、その影響は限定的かもしれません。

しかし、だからこそ今のうちから、自分自身を強く律していく必要があると考えています。

 

無意識のうちに権威が肥大化すること。
それに気づかず、周囲の成長を阻害してしまうこと。

それだけは絶対に避けなければなりません。

教育とは、本来「人を伸ばす営み」です。
その中心にいるべき存在が、逆に人の成長を止めてしまうようでは本末転倒です。

 

だからこそ私は、「自分がどういう存在であるべきか」という問いを、これからも持ち続けていきたいと思っています。(後半に続きます)