刈谷市&安城市&知立市の皆さんこんにちは!(その他の地域の方もご訪問ありがとうございます)
東刈谷より知求塾です。
前回の記事では、「やった」と言う子どもとのすれ違いについて書きました。
その原因は、「基準がないこと」にある、というお話でした。
では、その基準はどうすればいいのか。
今日はその具体例として、知求塾で使っている「学習時間の目安」をご紹介します。
結論からいきます。
学年 × 10分 + 20分
これが、知求塾での一つの基準です。
たとえば、
幼児 → 0×10+20=20分
小学3年生 → 3×10+20=50分
中学2年生 → 8×10+20=100分
高校3年生 → 12×10+20=140分
といった形です。
非常にシンプルですが、すべての学年に対応できる便利な式です。
ただ、ここで大切なのは、この数字を「絶対的なノルマ」として扱わないことです。
毎日これを100%達成するのは、正直なところ簡単ではありません。
ですから、現実的な運用としては「80%」を目安にしています。
小学3年生なら50分の80%で約40分。
中学2年生なら100分の80%で約80分。
このくらいが、日常的に回せるラインです。
ここまで読むと、
「やっぱり時間で縛るのか…」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ここでお伝えしたいのは、少し違います。
この公式は、「しつけ」のためのものではありません。
“インフラ”です。どういうことか。
勉強というのは、やる気や気分に左右されやすいものです。
「今日はやる気があるからやる」
「今日は疲れているからやらない」
この状態に任せてしまうと、どうしても波が大きくなります。
そして、その波が大きいほど、成績は安定しません。
一方で、「今日はこれくらいやる」という基準があるとどうなるか。
やる気がある日も、ない日も、ある程度のラインは維持されます。
つまり、“最低限の土台”ができるわけです。
これがインフラです。
水道や電気と同じで、「あるのが当たり前」の状態を作る。
その上に、やる気や工夫といった“プラスアルファ”を乗せていく。
順番が逆になると、なかなかうまくいきません。
また、この公式にはもう一つ大きなメリットがあります。
それは、「親子の会話がシンプルになること」です。
「勉強やったの?」ではなく、
「今日は何分やったの?」
この一言で済みます。
そして、
「今日は40分やった」
「じゃあOKだね」
「今日は20分しかできなかった」
「じゃあ明日少し調整しようか」
といった、具体的で前向きなやり取りに変わります。
ここに感情的な衝突はほとんどありません。
学習を「精神論」ではなく「設計」に落とし込むと、こうした変化が起こります。
もちろん、時間をかければ必ず成績が上がる、という単純な話ではありません。
ただし、時間をかけずに成績が上がることは、まずありません。
ですから、この公式は、
「これだけやれば十分」というラインではなく、
「これくらいはやろう」という“最低限の目安”です。
知求塾では、この土台を整えた上で、内容ややり方を個別に調整していきます。
順番としては、
① 時間(量)を確保する
② 中身(質)を整える
です。
いきなり②から入ると、どうしてもブレやすくなります。
もしご家庭で、「勉強しているはずなのに成果が出ない」と感じている場合は、
まずこの“量の土台”を見直してみてください。
それだけで、かなり状況が変わることも少なくありません。
次回は、「成績が伸びない子に共通するポイント」についてお話しします。

