知求塾では、教室の中で「ジュース募金」を行っています。
ジュースやお菓子を手に取った人が、募金箱にお金を入れる。とても小さな仕組みですが、これまで多くの塾生のみなさん、保護者のみなさまにご協力いただいてきました。本当にありがとうございます。
さて、このジュース募金について、最近少し考えていることがあります。
それは、
「募金は、ただお金を入れるだけでいいのだろうか?」
ということです。
もちろん、募金箱にお金を入れること自体、とても大切な行動です。
誰かのために少しでも役に立ちたい。
困っている人を応援したい。
社会のために、自分にできることをしたい。
そういう気持ちは、とても尊いものです。
一方で、最近は「クラウドファンディング」という言葉もよく聞くようになりました。
クラウドファンディングとは、何かを実現したい人や団体が、その目的を伝え、それに共感した人たちから少しずつお金を集める仕組みです。
たとえば、
「子ども食堂を続けたい」
「被災地を支援したい」
「地域のスポーツチームを応援したい」
「動物を保護する活動を続けたい」
そうした活動に対して、多くの人が少しずつお金を出し合います。
考えてみると、募金とクラウドファンディングの境目は、以前より少しずつ近づいているようにも感じます。
大切なのは、ただお金を出すことではありません。
自分は何を応援したいのか。
どんな社会になってほしいのか。
誰の力になりたいのか。
そう考えることそのものが、とても大切な学びなのだと思います。
そこで、知求塾のジュース募金も、少しだけ次のステージに進められないかと考えています。
たとえば、集まった募金をどこに寄付するかを、塾生のみんなで投票して決める。
候補としては、
子ども食堂、被災地支援、動物保護、海外支援、地域スポーツ支援などが考えられます。
どれが正解、ということではありません。
お腹をすかせている子どもを助けたい人もいるでしょう。
災害で困っている地域を応援したい人もいるでしょう。
動物を助けたい人もいるでしょう。
スポーツや地域活動を支えたい人もいるでしょう。
大事なのは、そこで一度立ち止まって、
「自分はなぜ、そこを応援したいのか」
を考えることです。
勉強とは、テストの点数を上げることだけではありません。
社会を知ること。
自分の考えを持つこと。
人のために行動すること。
そして、自分とは違う考え方があることを知ること。
それもまた、大切な学びです。
ジュース1本の募金は、小さな行動かもしれません。
でも、その小さな行動が、誰かの笑顔につながる。
そして、子どもたち自身が社会のことを考えるきっかけになる。
そんな仕組みに育てていけたら、知求塾らしい取り組みになるのではないかと思っています。
明日の記事では、この「寄付先を投票で決める」という仕組みが、子どもたちにどんな学びをもたらすのかについて、もう少し考えてみたいと思います。

