知求塾

ジュース募金は「小さな社会科教室」になるかもしれません ~みんなで考え、話し合い、決めるという学び~

2026年7月2日 | chikyujyuku

昨日の記事では、知求塾のジュース募金について、

「どこに寄付するかを、塾生のみんなで投票して決める」

というアイデアをご紹介しました。

今日は、その続きです。

なぜ、わざわざ投票で決めるのか。

それは、子どもたちに、

「自分たちで考え、話し合い、決める」

という経験をしてほしいからです。

社会には、さまざまな困りごとがあります。

災害で困っている地域があります。
食事に困っている子どもたちがいます。
保護を必要としている動物がいます。
地域で活動を続けている団体があります。
海外で支援を必要としている人たちもいます。

どれも大切です。

だからこそ、簡単に「これが正解」とは言えません。

その中で、

自分は何を大切にしたいのか。
なぜ、そこを応援したいと思うのか。
ほかの人は、どんな理由で別の場所を選ぶのか。

そう考えることが、大きな学びになります。

社会は、いつも一つの正解で動いているわけではありません。

人それぞれに考え方があります。
大切にしているものがあります。
見えている景色が違います。

だから私たちは、話し合ったり、投票したり、時には多数決で決めたりします。

もちろん、多数決で決まったからといって、少数派の意見が間違っているわけではありません。

「自分とは違う考え方がある」と知ること。
「なぜその人はそう考えたのか」と想像すること。
「決まった結果を受け入れ、その中で協力すること」。

これらは、国語や算数と同じくらい、これからの社会で大切になる力だと思います。

知求塾は、勉強を教える場所です。

でも、勉強とは、問題集を解くことだけではありません。

社会を知ること。
人の気持ちを考えること。
自分の意見を持つこと。
違う意見と出会うこと。
そして、小さくても行動してみること。

それもまた、立派な学びです。

ジュース募金の投票制度が実現すれば、子どもたちは、

「自分たちが選んだ先に、募金が届く」

という経験をすることになります。

それは、ただ募金箱にお金を入れるよりも、ずっと実感のある体験になるはずです。

自分たちの小さな行動が、誰かの助けになる。
自分たちの一票が、何かを動かす。
自分たちの話し合いが、社会とのつながりを作る。

そう考えると、知求塾のジュース募金は、単なる募金活動ではなく、

「小さな社会科教室」

になるのかもしれません。

大きなことをする必要はありません。

まずは、目の前の小さな募金箱から。
まずは、ジュース1本分のやさしさから。
まずは、「自分はどこを応援したいかな」と考えることから。

そんな小さな経験の積み重ねが、子どもたちの中に、

社会を少しよくしようとする気持ち

を育てていくのだと思います。

知求塾は、これからも勉強を通して、そして勉強以外の小さな活動を通して、子どもたちが社会とつながる機会を作っていきたいと思います。

ジュース募金が、その小さな一歩になればうれしいです。