昨日の記事では、知求塾のジュース募金について、
「どこに寄付するかを、塾生のみんなで投票して決める」
というアイデアをご紹介しました。
今日は、その続きです。
なぜ、わざわざ投票で決めるのか。
それは、子どもたちに、
「自分たちで考え、話し合い、決める」
という経験をしてほしいからです。
社会には、さまざまな困りごとがあります。
災害で困っている地域があります。
食事に困っている子どもたちがいます。
保護を必要としている動物がいます。
地域で活動を続けている団体があります。
海外で支援を必要としている人たちもいます。
どれも大切です。
だからこそ、簡単に「これが正解」とは言えません。
その中で、
自分は何を大切にしたいのか。
なぜ、そこを応援したいと思うのか。
ほかの人は、どんな理由で別の場所を選ぶのか。
そう考えることが、大きな学びになります。
社会は、いつも一つの正解で動いているわけではありません。
人それぞれに考え方があります。
大切にしているものがあります。
見えている景色が違います。
だから私たちは、話し合ったり、投票したり、時には多数決で決めたりします。
もちろん、多数決で決まったからといって、少数派の意見が間違っているわけではありません。
「自分とは違う考え方がある」と知ること。
「なぜその人はそう考えたのか」と想像すること。
「決まった結果を受け入れ、その中で協力すること」。
これらは、国語や算数と同じくらい、これからの社会で大切になる力だと思います。
知求塾は、勉強を教える場所です。
でも、勉強とは、問題集を解くことだけではありません。
社会を知ること。
人の気持ちを考えること。
自分の意見を持つこと。
違う意見と出会うこと。
そして、小さくても行動してみること。
それもまた、立派な学びです。
ジュース募金の投票制度が実現すれば、子どもたちは、
「自分たちが選んだ先に、募金が届く」
という経験をすることになります。
それは、ただ募金箱にお金を入れるよりも、ずっと実感のある体験になるはずです。
自分たちの小さな行動が、誰かの助けになる。
自分たちの一票が、何かを動かす。
自分たちの話し合いが、社会とのつながりを作る。
そう考えると、知求塾のジュース募金は、単なる募金活動ではなく、
「小さな社会科教室」
になるのかもしれません。
大きなことをする必要はありません。
まずは、目の前の小さな募金箱から。
まずは、ジュース1本分のやさしさから。
まずは、「自分はどこを応援したいかな」と考えることから。
そんな小さな経験の積み重ねが、子どもたちの中に、
社会を少しよくしようとする気持ち
を育てていくのだと思います。
知求塾は、これからも勉強を通して、そして勉強以外の小さな活動を通して、子どもたちが社会とつながる機会を作っていきたいと思います。
ジュース募金が、その小さな一歩になればうれしいです。

