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子どもの得意フィールド(主戦場)の見つけ方~かめの話に来たご質問にお答えします~

2026年1月19日 | chikyujyuku

フィールドの見つけ方 家庭でできる観察ポイント 

「この子には、どんな分野が向いているのだろう」
「勉強以外の“強み”がある気はするけれど、よく分からない」

これは多くの保護者の方が抱く、とても自然な疑問です。

ここで大切なのは、才能を“探し当てよう”としないことです。
才能や適性は、テストの点数のように一発では見えません。

家庭では、もっと地味で、もっと日常的な観察が役に立ちます。


■ 観察ポイント①「時間を忘れる瞬間はいつか」

まず、一番分かりやすい指標です。声をかけなくても続けている、気づいたら1時間経っている、やめさせると不満そう

この状態が起きる活動は、その子にとって“ホーム”である可能性が高いです。勉強でなくても構いません。

・図鑑を眺める

・地図を見る

・将棋・カードゲーム

・分解・組み立て

・スポーツのフォーム研究

内容よりも、没入の深さを見てください。


■ 観察ポイント②「説明がやたら上手いことは何か」

子どもは、自分が理解していることは、驚くほど饒舌になります。

・魚の種類を語り出す

・電車や車の違いを説明する

・ゲームのルールや戦略を解説する

これは、「知識がある」だけでなく、構造を理解しているサインです。

将来、

・教える

・設計する

・企画する

といった分野につながる芽でもあります。


■ 観察ポイント③「失敗しても続けることは何か」

本当に大事なポイントです。

・負けてもやりたがる

・上手くいかなくても工夫する

・注意されても、また戻ってくる

これは、内発的な動機がある証拠です。

逆に、

・結果が出ないとすぐやめる

・評価されないと興味を失う

ものは、向いていない可能性が高い。

「努力できる分野」は、才能以上に重要です。


■ 観察ポイント④「勉強の中で“反応が違う”単元」

勉強が全体的に苦手でも、よく見るとムラがあります。

・社会の地図だけ好き

・理科の生物だけ目が輝く

・数学の文章題はダメでも図形は得意

この「部分的な反応の違い」は、将来のフィールドのヒントになります。

「全部できない」ではなく、どこで反応が変わるかを見てください。


■ 観察ポイント⑤「褒められたときの反応」

同じ「すごいね」でも、

・照れる

・何度もその話をする

・またやろうとする

こうした反応が強い分野は、本人にとって価値が高い可能性があります。

逆に、あまり反応がない場合は、本人はそこまで重要だと思っていないこともあります。


■ フィールドは「今すぐ決めなくていい」

大事なことを一つ。

フィールドは、固定する必要はありません。

小学生→中学生→高校生で、興味も、適性も、変わります。

今は、

・力が出やすい場所を知る

・アウェイばかりにしない

・ホームでの成功体験を積ませる

それだけで十分です。


■ 最後に

「勉強が苦手=何も向いていない」これは、まったくの誤解です。

かめは、陸上でうさぎと競争しなくていい。

水辺や沼地で戦えばいい。

家庭での何気ない観察が、そのフィールドを見つける最大のヒントになります。

焦らず、比べず、“その子の場所”を一緒に探していきましょう。