今日は特別版です。先日、全国の大学で南山大が今年の入試では合格者数をおもっきり絞ってきた、というデータを載せました。東海地方の大学だと、南山、愛知、名城、中京という、いわゆる「南愛名中」が上位から中堅どころに名を連ねています。さて、ここ10年ほど(もう少しかな)ちょっと元気がない(失礼の段すみません)傾向がみられる南山大について考えてみます。
低迷傾向というのは、東海地方の塾関係者はほぼ同じ認識です。
昔(2000年前後)
南山 ≒ 上智の地方版
と言われるくらい強かった。
しかしその後
・名城大学の急成長
・愛知大学の回復
・理系弱さ
・推薦入試拡大
つまり、設計のミスというか、経営的判断の遅れからでポジションが下がりました。
東海私大の序列は昔は
南山
↓
愛知・中京
↓
名城
だったのが今は
南山
名城
(ほぼ同格)
↓
愛知
中京
になっています。
② ただし「下げ止まり要因」はある
ここが重要です。最近はむしろ
南山の人気は安定している
という見方もあります。
理由は3つ。
① 定員が少ない
南山は学生数が少ない大学です。約9,000人。
名城、約15,000。中京、13,000。
つまり供給が少ないので
人気が少し戻る
↓
偏差値が戻る
構造はあるかもです。
② ブランド力はまだ強い
東海の高校生の意識
南山=おしゃれ、名門
これはまだ幾分残っています。
特に、女子人気、文系人気はまだ強い。
③ 就職はかなり良い
実はここ重要です。
南山の就職は東海私大トップクラスです。
特にトヨタグループ、地元金融、地元インフラの評価が高い。
企業評価は
南山 > 名城
のケースもまだあります。なぜなら、採用担当者の年代(40~50歳代)では南山 > 名城というのが頭にあります。
③ ただし復権の最大条件
南山復活の鍵は理系です。
東海地方の大学人気は
理系がある大学
↑
人気上昇
です。
名城→ 理系強い。豊田工業はもちろん工業系。中部→ 工学部など文理総合大学(やや遠いですが)。南山は理系が小さい。
④ 個人的な予測
僕の見方ですが南山は
急回復はない。ただし下落は止まりつつある可能性はかなりあります。
【イメージ】
2005 南山絶対王者
2015 南山低下
2020 名城急上昇
2025 南山・名城拮抗
刈谷・安城・知立エリアは
南山が弱い地域です。実は、南山大の講師の応募があったことがありません。名古屋大や名工大、愛教大、県立大はよくあります。愛知大中京大も多い。でも南山は少ないのではないかと推測します。
トヨタ系家庭
↓
理系志向
↓
名城(地方の国公立にうかっても地元の名城大の子が多い)
↓
地方国公立
になりやすい。
さてさて、どうやって名門南山を復権させていくか、経営の、そして学問の質にも注目しています。

