知求塾

内申点制度の闇に迫る

2023年11月4日 | chikyujyuku

刈谷市&安城市&知立市の皆さんこんにちは!(その他の地域の方もご訪問ありがとうございます)

個別指導と個別対応、ICT学習=いいとこどりのミックス型学習塾!

で子どもたちの学力向上を全力応援!知求塾のさかぐちです。

本日も愛知県刈谷市、東刈谷より365日毎日更新で学習情報&塾情報をお届けします

 

きょうはちょっと嫌味な記事を書きます。さらに一味加えています。

「内申点制度」に不満がある方が読む分にはいいですが、そうでない場合はここでブラウザを閉じることを推奨します。

 

 

さかぐちは内申点制度にに疑問があります。これって公平なの?平等なの?という事例は数多いです。

根拠があって、塾で行う模擬試験のデータを知っているからです。

このデータで、実力点(テストの点)と内申点の相関関係がわかります。

 

写真をご覧ください(模試のデータを載せることはできないので、この写真はさかぐちがエクセルで大体こういう具合で返ってくるというのを自作しました)。

この結果は内申合計29、実力点偏差値50、というデータを仮置きして作りました。この子と同じ成績の子が40人いる、という仮定です。

 

普通の成績です。

しかし、この成績表(仮)で驚くべきは、同じ偏差値50付近の生徒が

 

・高い内申点だと42

・低い内申点だと18

 

になっていることなのです。同じ実力点を取る子なのに、内申点が上下で24ポイントも違うのは、いささか常軌を逸していると思います。どうしてこんなに差がつくのでしょうか。

大体、こういう時になると、

 

・提出物をちゃんとやっていない

・愛想が悪い(無表情)

・挙手していない

・先生と相性が合わない(結果、愛想が悪くなりさらに印象が悪くなる)

・暗い(授業に非協力的に感じられる)

 

などの原因が考えられます。実際、学校の先生はそういう回答をすることが多いのです。

 

提出物は「やるのが馬鹿馬鹿しくなるような課題」はどこの学校にもあります。でもまあ、これはやっていないほう(生徒側)が幾分不利かと思います。

問題は次のような場合です。

「愛想や相性」の評価理由は学校の先生の「主観」いわゆる「それってあなたの感想ですよね」です。

「挙手」は得意な子もいればそうでない子もいます。じっくりものを考えて結論を出すタイプの子には不利です。

授業を妨害しているならともかく、単に協力的とまでは言えない、ことが内申点を下げる理由として正当化されるのでしょうか?

 

「未来ある子どもを「主観」で採点して峻別してよいのか?」

 

というのがここで私が聞きたいことです。

もし、この内申点制度が、

 

「世の中に出れば、人は実力でも一部評価されるが、もっと評価されるかは上司や権力者からどう思われるかであり、そのためには自分を偽ってアピールをしなければならない」

 

ということを目的に行われているのだとしたら、まさにその狙いは中学生たちに嫌というほど効きすぎるメッセージとして伝達されています。お見事です。

 

現代の一部の学校、ある種の職場の雰囲気がどうしようもなく「重い」理由の一つは、お互いがお互いを査定しあう癖が抜けないからだと考えています。それをやめることは難しいですが、せめて「ペンディング=一時棚上げ」にできないでしょうか。

ただでさえ思春期真っただ中の中学生に評価基準のあいまいな数値を当てはめることは、その「生涯続く査定仕合いごっこ」の重要な訓練になっているのではないかと思います。

 

内申点制度というのは、入試にとって利点も欠点も両面ありますが、絶対評価導入以降、欠点の事例が多くなってきているように感じます。その最たる理由は「不公平だから」です。同じ得点で内申が24~42になるのはおかしいでしょ。

 

この制度を今すぐ変革できる力は当然ですが私にはありません。

今、知求塾にできることは、「内申点の低さが理由で受験校を変更せざるを得なかった」子を一人でも減らすことです。

12月より冬期講習が始まります。中3は入試に、そのほかは進級に向けて、一人一人の子どもたちの伸び行く力を信じ、丁寧にサポートしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

 

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